Renaissance Man

とにかく、あれこれやってみる。

上野に春が来た


200年前のミッキーマウス!

200年前のミッキーマウス!

今日は芸大の合格発表があった。なんか、見に行ってしまった。

自分をあらためて見つめ直すことのできる絶好の機会だ。人間は安住する。ポストや居場所があると、責めることを忘れてしまう。今のままではなく、もうワン一歩。ワンモアタイムw秒速5センチメートルかっつーのw

あの極限の緊張感、漲る期待とほとばしる不安、ひょっとしたら、自信はある、けど、もぢだめだったら、またもう一年?嫌だ、嫌だ。絶対嫌だ。死んでも今年受かる。自信はある。すべて出し尽くした。それでダメなら仕方ない。もはや人事を尽くして天命を待つのみ。

あそこにいた人たちはこんなことを考えていたのかしらん。

受かった人、落ちた人へのメッセージはまた次の機会にあげるとして、今日トウハクで見た美術品の感想をつらつらあげて、今日は眠りにつこうかしらん。明日は早いのだ。

トウハク行って来たったwww

芸大合格名物の合格袋、最近はピンクなのねwそんなの持って足早に帰路につく、あたしぜんぜん浮かれてませんオーラを醸し出しているねぇちゃん、けどね自慢したいのまるみえだっつーのwww本当に見せびらかしたくなかったら、俺が受かったときみたいに合格袋はバッグにしまうものなのよww けど、けど、けど、きみ、きみ、きみたち、さいっこーにかがやいてるよ!!!

手塚治虫が描いたと言われたら疑わないくらいに信じてしまうくらいの手塚調にデフォルメされた絵画だ。誰が描いたのか、ど忘れしてしまったwあまりに有名な人だから、名前も写真に撮らなかった次第w

江戸の板垣退介、こと歌川国芳、もう天才すぎて笑うしかないwww構図、デフォルメ、なんでも最強、そして、彼の絵を版画にした彫り師、刷り師最強。すべての漫画の源流がここにあるとさえ言い切れてしまうから怖い。研究者は慎重にならねばならないが、これはマジで、気をつけないと源流をここに結び付けてしまいかねない。次のミッキーマウスもそうだw

蒸気船ウィリーがなぜ口笛を吹いているのか知っている人は少ないだろう。あれは当時のトーキーに音を付け足す過程の産物なのだ。恐竜ガーティーも百面相もフライシャーの道化ココもみながみな理由ありきで繋がっているのだ!イナズマスケッチ!ズビシ!

高階秀爾を読んではじめて美術史の意味がわかったwwwここまで来るのに、5年かかった。芸術学科に入ってから5年経って、その作家の歴史的背景と立ち位置に関しての研究の意味を知った。高橋由一と岡倉天心、フェノロサ、そして黒田清輝を知っただけでは、まだまだと知った。そうなのだ。彼らの成した功績を語り、教えることができても、まだまだ足りない。それができてはじめて学部レベルだ。とはいえ、これすらも知らない博士課程もいるとは思うのだけど、まぁ、人のことは言わない。俺だけ。俺だけ。俺の身のために語る。他人を卑下して自らを高めることほどバカらしいことはない。自分。自分。人のことはいいからとにかく自分が向上すること。まずはそこ!絶対そこ!から! 高橋由一なら由一と同じ年代の絵描きがいる。岡倉天心、フェノロサと同時代の絵描きが、美学者がいる。黒田清輝なら黒田清輝と同時代の同じくフランスへ留学していた絵描きがいる。それが川村清雄なのであり、伊藤快彦であり、杉本健吉なのだ。この無名の名も知らぬ絵描きたち、彼らの歴史的立ち位置を知ってはじめて彼らの絵を眺めてみたときに封印が説かれているのがわかった。

高階秀爾は、おれに絵画の見方を教えてくれた。感動一本チオビタドリンク的鑑賞を常としていた俺の鑑賞にまたひとつ新たな鑑賞の仕方が加わったのだ。そして、それはあらたな美的質をおれに与えてくれた。これぞ、絵画!甲斐のある絵画鑑賞の喜びである。また今日も、新たな美術品を眺める喜びを知ったw。神様、マジでありがとう。ほんと、人間って一生学びだなwww

越後スター、いっちー、日々、生まれ変わる。生まれ直す。 お!なかなかいい記事じゃん!と思われた方はアマゾンでお買い物♪

俺の脳髄をミニ四駆みたいに改造したい方へ


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