Renaissance Man

とにかく、あれこれやってみる。

これからの芸大”磨き石”の卒展のために


 

みなさん、ご卒業おめでとうございます!

みなさん、ご卒業おめでとうございます!@大学美術館前

 

第63回卒論いってきたった!

 

思ったこと、感想諸々!遠慮・忌憚なく書かせていただきマンモス!

①卒展の会期が月曜日から土曜日までで例年ある日曜日がないってのはどういうことなの?

これはまじでどういうこと!?そもそもで世間に見せる気ないだろw日程調整は、誰が決めた?黒幕は誰なのだろう?おそらく、ラスボスは…いない

基本的に決定権は理事連中のおっさん教授陣にあるから、彼らが悪いのであるが、とはいえ基本的になんらかしらの苦渋の決断の理由があるはず。おそらく。でなければこんなことにはならないから、まぁ、その理由が聞きたいものだ。それと、学生の側にも問題がある。異を唱えた者はいなかったか、なんらかしらの抗議をしたか?上からの指示を鵜呑みにしなかったか、ということ。双方、スマホやSNS泥棒に大切な時間を奪われ、学生・教授間のディスコミニュケーションの弊害がここにも表れている。

ちなみに、芸術学科の論文目録も卒展の図録に記載されていたが、昨年度から削除となりました。芸術学科の教授陣、死刑w!異を唱えなかった俺含め、芸術学科の学生、死刑w!そして誰もいなくなった笑

(だって面倒だったんだもん。組織との戦いほど面倒なことはないし、それで卒論書く時間も奪われるわけで、それに一人だと個人の意見として処理されるので、人数を集めなきゃいけないし、うんぬんで、めんど!となって抵抗しなかった自分、死刑w!

②免許皆伝。自然から学ぶことからのシフト。

免許皆伝を進呈しますw

免許皆伝を進呈しますw

卒展で、毎年思うこと。趣味絵画がたくさんある。とくに油画とかに多いんだけど、まったく予備校の頃から成長を感じられないw。当人は成長しているのかもしれないけれども、こちら鑑者にとっては、まったくといっていいほど成長が見られない。絵が書くことが好き。以上。おわり。それで終わってるやつ、たくさんいて毎年ワロタwww

もうさ、芸大に受かることだけが人生の目標としてる奴のなんと多いことかw

もうさ、芸大に入ったらさ、予備校絵画から脱皮しようよ、もさ、そのマチエールくそ”古”くて、俺の中では、ビザンティン絵画よりも”古”めかしいっつーの(ジャイアン風)!

 

芸大にうかったらさ、うかったでさ、もう自然から学ぶことは免許皆伝!と自分に言い聞かせろよ。

 

芸大受かったらさ、まぁ、受かるか、受からないかに関係ないけど、まぁ、受かったらさ、歴史を学べよ。自然からは一応、ちょっと脇に置いておいてさ、歴史を学べよwまじでw

それと予備校の講師なんていう歴史のゴミみたいなもんの教え、も、いいんだけどさぁ、みんないい奴らで尊敬できる奴らなんだけどさぁ、それもいいよ、否定はしないけど、まずは、レオナルド(ダヴィンチのことね、アートワールドでは、レオナルドと言いますwそれとゴンブリッチもゴンブリックと言います。その一つのいい間違えで、こいつは話すに値しないと一瞬で判断される超厳しい世界ですw)とか、ミケちゃん(ミケランジェロ)とかから、学べよ!先に!!!

きっとそれを指摘して食れる俺のような”意識高い系”の友人がいなかったか、そういう友を求めなかったのかなぁ、なんて思ったり。大いなる時間の空費。学生個人(そんなのかんけーねぇ!そんなのかんけーねぇ!はい!おっぱっぴ!っていってしまえばそれまでなだけどねwお節介遺伝子が騒ぐのですw)としても、大学的にも(ま、ぜんぜん大学のためにならなくてもいいんだけど、まぁ、所属してるわけだし、一応ってことで)、大いなる損失。時間の空費。(おれは”食っていくこと”・ビジネス・マネタイズということにめちゃめちゃ価値を置いている人間だから、そういう視点から、”もったいない”と言っているだけ。当人が幸せなら、当然それでいい。ゴッホ、モンドリアン、ヘンリー・ダガー、勝手に気取っててくださいwちゃいば〜♪(ちな、そいつら美術史では激レアだからな。死んでから認められるパターンは例外中の例外。マエストロ大家は基本的に、当時からバカ売れしてるからな、それくらいは知っとけよw))にも周りも同じ趣味絵画学生しかいなかったんだなぁ、おれがボランティアで教えてもいい。けど、自分で生まれ変わる、内発的な悟りのようなものを持った人間でないと、俺の方から何を言っても馬の耳に念仏だ。声あるものは、聴け!そんな人間でなければ、そもそもでパスツールのような器を準備した人間にしかおれのことばは届かないことを最近知った。おれはイエスでも孔子でもないのだ。しょっく!

趣味としての写真で佐藤時啓を超えるwんなわけねぇだろw

趣味としての写真で佐藤時啓を超えるwんなわけねぇだろw

それと、”食っていけない”アーティストは、基本的にどこかを改善しなければならない。向上心。それがない作品は一目でわかる。70年代、好きなんだね〜、はい、で、それで?的な作品、はいはい。わかりましたよ。それ、店開けば?展示する意味あるの?

命名しよう。5年間卒展を見てきて、その”なんとなく作品”、”なんちゃって作品”のいかに多いことか!

…、と嘆こうとして、はたと気づいた。あぁ、なるほど、これが1人の天才のための犠牲になる”磨き石”なんだ!と、うほぉ!賢い!俺!つまり、こうした作品は、必要悪作品!なのだ!

まぁ、負の面ばかり見つめていても仕方ないでしょ。生きるのは、サニー・ブレイン(楽観脳)がいい。いい面も紹介。

先端ができて20年、最近退官された木幡和枝先生や、高山登先生など、前衛芸術を芸術にしてきた人たち、そのおかげで、すべてがアートになってしまった。今の学生には敵がいない。前衛の時代にあった壁が先人たち(先端の先生方とかもろもろ)の努力によりとっぱらわれた。エヴァンゲリオンは社会だけの問題じゃない。アートワールドにも侵食していた。最近、5年間の展示は”幹から生えた枝”展示だ。

前衛の展示は”幹”だった。みなが大まかに同じコンセプトを共有していたわけだが、そこからサブカル含め、様々な方にカルチャー、およびアートとして分岐。それぞれが思い思いのアートに従事するようになった。アンデパダン、工藤哲巳、ロリコンアニメ、ゲーム、メディアアート。気づけば壁は消えていた。ラスボスも冷戦構造と一緒にどこかに消えた。(ちな、敵は自分自身になった。ソクラテスから言われてたことだけど、これがメタに捉えられるような時代になってきたのは素晴らしいことだ!敵は自分!これなのだ。)

それが今の展示だ。70年代ファッション展示、はいはい。趣味絵画、はいはい。啓蒙としての芸術、はいはい。就職芸術、はいはい。素朴、はいはい。はいはい、なオール讀物、ならぬオール芸術。命名しよう。これらのアートを、

 

”はいはい芸術”と!

 

認めねばならないのだ。”はいはい芸術”を、そのはいはいを受容した上で、スーパーフラットな価値観を認めた上で、自らの立ち位置を規定せよ。趣味絵画、それでいい!70年代好き!それでいい!ただ、それをやる意味とそれをメタに自覚した上で、やれ!!!
(ちな、病んでるアピール芸術、はいはい。やんでねぇだろって、本物の闇って、そんなもんじゃないぞwちな、こういうもんだよ、ガチはw エロ本小屋 )

やれ!!やれ!!!!っていうことだ。君が好きなのは、わかった!だから何!?って言われた時に応えられるようにしとけってことだ!

好きだから!…の先に一言、(あなたがちゅきだから〜、なんてペヨンジュンでも言えるんだからw)そして、そこから、もう一言、美術史的意味を付け加えられたら最高だね(^-^)

頭の悪い、”聖なる怪物”の”磨き石”の君たちだからもう一度いう。なんならもう一回読み直してくれよ。俺は、まぁ、どっちかっていえば、君の味方だwディスってるけどたぶんwまぁ、いい、君の真理を見つけてくれ。自分だけの真理を。それに邁進すればおれのことばも甲斐を持つ。

偉大なるマエストロを喰らえ

偉大なるマエストロを喰らえ

 

①君のその作品が世界に存在する意味を問え。

 

 

②そして、それを説明しろ。

おばあちゃんに、小学生に。インテリたちは勝手に考えさせろ、と言いたいところだが、現代アートは哲学になったから、インテリたちにはインテリたちのことばで語り、判らせろ!分からせるところまでいかないとだめなんだなぁ、こりゃ。おにぎりがたべたいんだな。(裸の大将)←こういう注釈を入れて行けってことなw!

 

③好きだから!のその先に、一言!

 

アートヒストリーにおける意味を作品に付与しろ。趣味と芸術作品の違い、違い、違い、大事だから三回言ったぞ、趣味と作品の違いを30文字で述べよ!

んで、また①に戻る。②に戻る。③に戻る。①に戻る…エンドレス・サマー・リピート(モー娘。か時かけか、新旧バージョンかで年代がわかるなw)

また

たまたま、卒展の会場で先端の八谷先生がいらっしゃった。八谷先生は、人格者。そしていつもポジティブでクリエイティブだ。芸大で一番クリエイティブな先生だろう。まじで。

その先生曰く、一般の大学に比べれば、”ひとつの作品をまがりなりにも最後まで仕上げるその気力”は素晴らしい、という。一般的な大学では、そのほとんどがサークル三昧で論文もしょぼしょぼ、で就活というスタイル。それに比すれば、一つの作品を一生懸命なんらかの形に落とし込んだ、芸大生は人事の視点から見れば、即採用!!!となる、という第一線の経営者の眼を教えてくれた。なるほど!八谷先生の眼と俺の眼どちらもきっと真実だ。同じものを見ている。光の当て方がちょっと違うだけw

俺なんか1人の天才を磨くための”究極の磨き石”学生だから、典型的な怠け者で、石神井寮時代にも寝まくって、今も相変わらず1日10時間くらいは眠っているwだから、おれと同じような学生しか周りにいなかったから、八谷先生の視点は新鮮だった。俺の周りが怠け者ばかりだから、自然と周りも怠け者にしか見えてなかったわけだw時間の進みもすごくゆっくりしている人間だらけだ。働かないし。芸大の就職率はちな5%だw!そうした自分の知らないことでしか語れない経験、ロシアのコロシアおそロシア恐ろしいw

人と交わること、それ自体で学びだ。まじで。八谷先生、勉強になりました!!!

まぁ、とりま、一応、届かないかもしれないけれども、趣味絵画、趣味彫刻、趣味作品を制作している方々への手向けの言葉。

アート・インダストリー、これ読みな。とにかく、意識高い系の友と交われ。おれでもいいしさ、おごってくれるなら、いつでも話してやるよw夢のためにはそのちんけなプライドは捨てろ。魂はよろこんで売れ。

アート・ヒステリー

これもw

 

まとめ、守破離、序破急、ってこと。世阿弥ね。能の教え、藝事の根幹思想。

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簡単に言えば、一番常識を勉強したやつが一番創造的になれるってこと。一番過去から学んだ奴が一番クリエティブになれるってこと。

 

③ポートフォリオについて

これも置いとけよ。美術史上に自分を位置付けろよ。その作品、作る意味あるの?考えながら作れよ。汗と青春と血と涙のコンテクスト(アートヒストリー的にも、君の青春の証的にも)といったハチクロ的感動が味わいたいからwちな、俺は置いてあるやつ(くっそくだらないドローウィング帳も含め)はすべてに眼を通してます。キリッ。

まぁ、こんな感じです。こういうこと、言ってあげないと、意外にわからないかもなので、一応言っておきます。ちな、芸術学科でも、こういうこと知ってるやつ、ほぼいませんw絶滅危惧種ですw俺も実は全然知りません。門外漢ですwですが、なんか知らないことに限って無性に言いたくなる時ってあるじゃないですかぁ。それです!まさに下手な空手好き。ボクシング習い始めた奴がシュッ!シュッ!シュ!ってやるあれですw

芸術学科は、基本、現代アートとしての美術史ダサいwやっぱ中世だよねぇ。バロックだよねぇ、っていう価値観が主流ですのでw

もうまじで、本読む時間削って、プロセッシングの時間削って、ぱちぱち打つのもめんどいけど、言わなかったら後悔するので言います。書いときます。残しときます。芸大のためとか、これから来る新入生のためとか、仲間のためとかじゃなく、そんなのぜんぜんありません。そもそもで”磨き石”に興味ないんでw笑

ただ、俺は俺自身のために、自分のために書いておきます。ここに記しておきます。刻んでおきます。ネットに。近場の石に。君の心に。

真理はいつ気付くかどうかでなく、それに気付くかどうか、またそれに気づいた”瞬間”から実行できるかにある。

さらなる高みを目指して。そこで会いましょう。

さらなる高みを目指して。そこで会いましょう。

願はくは、高みに向かう兄弟の、精神的向上心のない馬鹿どもの魂に刻まれることを祈念して

越後スター、いっちー




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