Renaissance Man

とにかく、あれこれやってみる。

「2074年、夢の世界」展に出品しました!

藝大とフランスのブランド連合コルベール委員会とのコラボレーション展覧会「2074、夢の世界」展が開催されました!

 

美術学部の学生80名がエントリーし、50名が一次審査を突破し、20万円の補助をコルベール委員会からもらい、それを元手に作品を作り競い合うというものです。そして、展示の際に、3名が今年の秋にパリで開催されるアートフェア・fiacに展示できるというものでした。

自分はおそらく、芸術学科史上初の大学美術館の偉業を達成したわけではありますがやはり、賞という客観的な事実が欲しかったため死ぬほど準備して臨みました。

 

これでもかこれでもか、とコンセプトをギチギチに詰め込み、メタンハイドレードクラスのコンセプトを有する作品が完成しました。もちろん、自分の中では優勝候補でした!しかし、実際に展示が始まってみると、みなめちゃめちゃクオリティーの良い作品を仕上げてきて、マジで、みんな、なんか尊敬しあえるという非常に不思議な気分に浸れました。それが今回の一番の収穫だった気もします。

 

しかし、その中でもやはりナルシスト的な性格を有する私は、それでもやはり、私が一番であるに違いないだろうと、内心ではありますが、ドキドキしつつ、発表の際にも、自分が選ばれた時のために、スピーチの原稿の準備もしておきました。

 

 

順々にグランプリ受賞者が発表され、まだか、お、やはり、美味しいのは最後に持って来る作戦か、コルベールもやるなぁ、と思っておりました。実際、残り最後のひとりとなった時に、ための後で、よっしゃ、いくか!と一歩踏み出す準備をしておりましたが、自分の名前が呼ばれず、肩透かしを受けてしまったわけです。

 

壇上の受賞者を見つめ、自分の手のひらを見つめると、手に書いたスピーチの原稿がじんわりと滲んでおりました。

 

その日は、レセプションでやけ酒も飲まず、普通に悔しがっておりましたところに、大浦のマスターがいらっしゃいまして、このチョコレート8個で1万円なんだよ、という情報を得ましたので、一気に8個どか食いして悔しさを吹き飛ばしてやりました!笑この経験ができただけでも儲けもんです。この貧乏根性でこれからも貪欲に精進していきたいと思います。

 

 

 

🇫🇷ラグジュアリーブランドのメゾンなどで組織されるコルベール委員会と東京藝術大学が「2074、夢の世界」展を開催します。本日ローラン・ピック大使はオープニングセレモニーに出席しました。未来のアーティスト育成を目的に学生コンペによる60年後のユートピアを表現する作品が展示されます

超悔しがって、おりましたら、なんと!在日フランス大使館のフェイスブックで紹介されていたというニュースが友人から届きました!めっちゃうれしかったです!

 

ベストを尽くして負けることはめっちゃ悔しいことでしたが、得るものもめちゃめちゃありました。作品を作ることとはまさに小さな会社を回すことなのだなぁ、と核心に至りました。芸術作品とは会社経営とイコールなのです。そのことが知れた展覧会経験でした!さぁ、これからもジャンジャン作っていくぞ〜!!!!

 

今回のコンセプトは、こちらになります。どうぞご笑覧いただければ幸いです。

現代アーティストは100年経った今もマルセル・デュシャンの亡霊に徒手空拳している現状があります。何をやっても、デュシャン、デュシャン、作り手も鑑賞者も美術クラスタはバカの一つ覚えみたいにデュシャンを語ります。本当の意味でダダの権化であるデュシャンと真正面からぶつかるには、論理という意味を持って横綱相撲であたらなければ倒せません。けたぐりや八双飛びのアートには疲れだというのが自分の素直な気持ちでした。一度、意味を持ったアート、すなわち、はじめに言葉ありきで非言語のアートにロゴスを注入することでしかデュシャンを成仏させられないと思ったわけです。ちなみに今回はピアフの恋人であるもうひとりのマルセルの葬送もかねております。metとは古代ヘブライ語で死を意味します。しかし、その頭文字にeをつけるとemet すなわち、真理(胎児)を意味することばになります。死んだ世界に彩りを放つのは、私たちひとりひとりの”e”motional なアートなのです。コルベール委員会から与えられた小説の世界観に立脚し、二次創作を展開しました。2035年という最もパンデミックのひどかった年に、ルーブル美術館に閉じ込められた13人の生存者が語る極限状況での対話。キリスト教、イスラム教、無心論者、不可知論者、国家主義者がともに歌う希望の参加、それは、”あなた”という希望であったのだ。

 

シャルリーエブドから続く昨今のフランスのテロやルペン氏の台頭などフランスが抱える課題や情勢を鑑み、作った作品が今回のコンセプトであった。フランスの自由・平等・博愛という人類が普遍化す”べき”価値を凝縮した先には中世の詩人の歌こそまさにふさわしいであろう。

One Song

Every war and every conflict between human beings
has happened because of some disagreement about names.

It is such an unnecessary foolishness,
because just beyond the arguing
there is a long table of companionship
set and waiting for us to sit down.

What is praised is one, so the praise is one too,
many jugs being poured into a huge basin.
All religions, all this singing, one song.
The differences are just illusion and vanity.
Sunlight looks a little different on this wall
than it does on that wall
and a lot different on this other one,
but it is still one light.

We have borrowed these clothes,
these time-and-space personalities,
from a light, and when we praise,
we are pouring them back in.

– Rumi

 

死んだmetの世界を彩り溢れる真理の世界に変えるのは、私たちの清く、正しく、美しく生きる生き方と哲学なのだ。私たちは自らをアーティストであると自覚し、eの文字を頭におくこと、それが私たちの生活の中のアートなのである。

 

 

 

一ノ瀬健太 拝

Culture You!あ~、世界ってほんと美(たの)しい

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