オマージュ for 正岡子規(億葉集)
台風きてますね!
私のブログが三日続いたからでしょう笑
しっかりとライフログが残せております。
今日は、私の愛読雑誌でもある地域誌「うえの」(定価200円)を腫耕嵐読しておりました。
なかでも特に面白かったのが、森まゆみさんの「子規の青春」という記事。
正岡子規の息遣いが聞こえてくる秀逸なエッセイです。
上野公園には正岡子規記念球場があります。子規はダジャレ好きでも有名ですが、
「ボールを打とうと思ったのに、これでは雨天ねえ」とかましたそうです。
それがあまりにつまらなかったために、その偉大なるつまらなさから
場が凍り、近くにいた数人の後輩が野球姿のまま石像となったということです。
正岡子規も不憫に思ったのか、固まった後輩を甲子園球場に寄付したそうです。
それが、甲子園球場入り口に飾られているあの像です。
その寄付行為が認められ、正岡子規は野球の殿堂入りとなり、公園広場にある球場に
子規の名前が冠されたといいます。
他にも、夏目漱石は大の上野の山好きで寺田寅彦と散歩して展覧会をしばしば見ていた、など
トリビアも紹介されます。なるほど、私の文士ぐせも、夏目漱石や正岡子規に知らず知らずのうちに
影響を受けたものなのかもしれません。
後半は子規の素晴らしい俳句の紹介にうつります。
前半は彼の元気だった頃の俳句でしょうか。
五月雨やけふも上野を見て暮らす
時鳥上野をもどる汽車の音
後半は、彼が病床に臥せった頃の区の紹介になります。それがまた沁みる。
寝て聞けば上野の花のさわぎかな
障子開けよ上野の雪を一目見ん
臥しながら雨戸開けさせ朝日照る上野の森の晴れをよろこぶ
弟子たちも結核が映る病だというのに、子規を見舞い、それを子規が歌にする。
朝霧や起きて飯炊く弟子大工
子規の雑踏に強く生きる、野生児たちへの慈しみの応援歌もちらほら。
子規が明るく楽しい貧乏な生活を送っていたからこそ、滲み出てくる共感のインスピレーションなのかもしれない。
戦後のは浮浪児がいた。パンパンがいた。みな生きるのに精一杯だった。
上野とは、そんな磁場が集まる場所だ。
学校に行かず枝豆売る子かな
萩咲いて家賃5円の家に住む
名月やわれは根岸の四畳半
オマージュして、私も詠む。
朝顔や 家賃7. 5万円
鈴虫や 谷中の里の 2DK
子規よりもちょっと恵まれているのかもしれない。
さて、そんな正岡子規にオマージュな億葉集の始まりです!
どうぞ!
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ぷりぷりの おしりは続く どこまでも
人が生き 人が死にたる おらがまち
ワンカップ 花が舞いたり おらがまち
大関や 新緑そよぐ おらがまち
健康で 長生きしてや くにおかん
シャシャシャン
シャシャシャン
シャシャシャンシャン
金色の 神輿に宿る BTC
肩痛い ちょっと休憩 ひと休み
ロッカーは いかつく見えて めちゃ優男
陽の当たる
坂道を自転車で
かけのぼる
後ろの嫁を
重くておろす
Collige, virgo, rosas!
摘めよ 乙女よ 美しき薔薇を!
めんどい 友とは 距離を置け
君子の交わり
淡きこと水の如し
病院と まごひし白の 荒れ障子
Culture You!あ~、世界ってほんと美(たの)しい
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