火祭り!火祭り!火祭り!
石神井寮のご縁で富士吉田市の火祭りにご招待を受け、仕事がてら見学させていただきました。
最近、生きる糧をふらふらしながら探しており、まだまだ今年度の卒業後の進路は不確定な最中、まぁ、とりあえずはなんとかなるだろう、とのんびりきまま気分で観光してきました。
とりあえず、この動画の火の粉だけみてください。それだけで十分見る価値あります。てか、めちゃくちゃ美しいです。
さぁ、祭りが始まります。南側にある金鳥居から、いま私のいる北の浅間神社近くの松明までリレー形式で着火されていきます。
動画にあった通り、もう、めっちゃ火が近い。燃え盛る炎がすぐそばにある。こんな規制だらけ、安全、安心だらけ、けっこう毛だらけ猫はいだらけの日本で、こんな間近に火を見られる機会なんでどこにあるでしょうか!?
ナイロン系の服をいていると、そこだけ焦げて穴が空いてしまいます。事前情報を舐めて聞いていたわけではないのですが、マジでナイロン来ていたら火の粉で服がお釈迦になっていたと思われます。人の話は聞いておくものです。
火とこんなに密接に交わる機会など管理と安全をお題目のように唱える現代社会においては実に稀有だ。これが本当に火の怖さを知る機会を提供しているように感じられた。
福島、原発いうまえに、まずはここから、火を扱うこと、火の怖さ、火の持つ熱量、ここからがほんものの科学コミュニケーションが始まる。神話を彷彿とさせるプロメテウスの火の使用、ブラックボックス化する技術との関わり、火傷の怖さとその対処法。正しく火を怖がること。
規制、規制だらけでは、ほんものの科学の持つ”畏敬”を免れ得ないだろう。自然の神々と科学は雑に扱えば必ずしっぺ返しを食らう。同じ青少年センターでこの世の春を謳歌していた大学生連中との有意義な会話。アルコールの怖さと楽しさ。
そして、そうした逸脱した科学の怖さ、人間の恐ろしさとまたその反面の共同体の素晴らしさなどの一番の教科書は祭りである。祭りは逸脱を許される。火とこんなにも密接に繋がれる。かなまら祭り、裸祭り、御柱祭、だんじり祭り。
戦争を通じたドキドキワクワクの生きがいならいらないが、平時な祭りの中での逸脱は最高だ。下ネタ全開、セクハラ最高!それがなきゃ、生きてる意味ないじゃん!っと俺は声を大にして言いたい!
もちろん、平常時のパワハラは最低最悪だ!そこは共闘できる。しかし、祭り時の逸脱の論理に平時の理論を持ち込まないでくれ、ハレとケは今もあり続ける。セルトーもクレアビショップも、ニコラブリオーもまとめたら、一言で祭りになるやんwという話なのだ。日本には、日本のリレーショナルアートがある。
祭りを無理にしてアートにしなくても、アートを無理に祭りにしなくてもいい。ただ、それが日々の生きる活力になり、それ自身がケに介入してきて、日常を素晴らしいものに変えていく、ドライブするきっかけを生み出してくれればいいと思う。
と、まぁ、そんなことをまたひとつ経験させていただきました。
金鳥居の道すがら神楽の演奏を発見、聞き惚れてしまいました。誰一人に評価されるでもなく、木を植え続けた男、ブフィエのような自分に、神楽の大地を耕す姿を感じつつ、涙を流してしまいました。
ひとしれず、誠実に、社会に参画していく。ひとりでもやりきる。それが大事。とりま、もろもろのことをひとりでこつこつとやっていくことにします。
市民プラザのようなところには、出張神輿が二柱おやすみになられていました。明日のすすき祭りでまた神社にお戻りになられます。
奇跡の一枚が完成しました。これで今回の旅の収穫は撮り終えました。
うどんなども道すがら、ぱくぱく食べました。たこやき、お守り、震災寄付タオル、など、もろもろ予想外の出費でありつつも地元にお金をたくさん落としてきました。
結構、出店でているな、と思っていたら、昔を知る人たちの会話を盗み聞きしたところ、これでもめちゃめちゃで店の量が減ってきているようです。このままではお祭りもできなうなってしまうのかも!?日本全体が抱える空き家問題、超高齢化少子化社会、移民問題が抜き差しならない状態に入りつつあるのかもしれません。😱
スルーしましたw変な事件には関わらない方がいいですねぇ。
富士山のきれいな水と相成ってわたしのぱさぱさの髪もサラサラヘアーにw!!!
二日目は、すすき祭りで神様がおかえりになられるお祭りです。富士山の地鎮祭もかねて、富士山が噴火せず穏やかであることを祈念して赤い富士山の神輿を、どん!どん!どん!と三回地面に叩きつけるのがとても印象的でした。
それと、神輿の後を追って、すすきを持った人々がその後を追って、境内をぐるぐる回るのが見ものでした。今回は自分もはじめて参加させていただきとても不思議な祭り体験を送ることができました。
以下、今回の旅の面白かった部分です。写真のダイジェストで多くりします。
もろもろ、縁が縁を呼ぶ素敵なお祭りでした。また縁や機会があれば訪ねたいと思います。
それにしても、日本はまだまだ奥が深い。柳田くにおや柳宗悦のように民俗・民俗美学者・民俗作家として各所の祭りを巡り生計を立てていけたらこれ幸いなり。
エセ祭り研究者 一ノ瀬健太
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