Renaissance Man

とにかく、あれこれやってみる。

批判的思考-21世紀を生きぬくリテラシーの基盤-/楠見孝、道田泰司/新曜社/2015年

p.3 留保された判断(デューイ)

聞き差し迫る対話以外の状況下では、たえずプロタゴラスの相対主義者であることが望ましい。それすなわち寛容の精神の表れであるからだ。しかし、政治的な問題、緊急の問題に関しては、相対主義者であることは望ましいことではない。なぜなら、政治とは決断だからだ。正しいか、正しくないかの前に政治家は決断せねばならない。限りなく、知的謙遜、知的共感を伴って政治決断されることを望むし、本当に誠実にそうした決断を行い、間違ったら、もう仕方ない。では済まない問題があるから政治とは難しいのである。

@p.5 知的謙遜、知的共感

このある種、ク・セ・ジュ?的な知的謙遜は開かれた心的態度として対立する論者との対話において双方ともに持つべき望ましい態度であると言える。また現在跳梁跋扈する揚げ足取り的マウント的卑小感むき出しの議論に与せず、意図主義的に相手の意味するところを建設的に、善意に掬い取ろうとする知的態度である知的共感も望ましい態度であると言える。対話者に敬意を。原発も歴史修正主義も基地問題もまずはここから構築を始めたい。

p.8 哲学的思考≒批判的思考

そして、これは美学的思考≒美学的考察なのではないかと考える。

p.11 ”汝自身を知れ”とは自分が知っていることに対して懐疑的であれ、ということ。

p.12 純粋理性批判

反知性主義下におけるカントの価値判断の可能性に関する先行研究はあるのだろうか?あれば、ご教示願いたく。

p.17 トランスサイエンスと欠如モデル *美術リテラシーは?

 「科学の言葉で問うことはできるが科学の方法で答えることができない問い」と「市民が科学的知識を学べば自ずと問題は解決するだろうと考えるコミュニケーションや意思決定モデル」のこと

p.29 一貫した思考は背内側前頭前野の処理が重要。  *註[14]出馬も参考

p.32 ミネソタ批判力的思考力テスト、所与にして保有しているある信条を自らで疑うことができるかというテスト

p.38 批判的思考=認知的側面+情意的側面

pp.42~43 批判的思考に文化差あり。日本人、および東洋は文化的に議論が苦手。または言語。

p.56~ ステレオタイプと偏見

@p.60 情動と批判的思考 情動も批判的思考に書かせることができない。無意識レベルでこれは追及せねば!と思うことが大事。探求はエネルギーのいることなので、情動がエンジンを担う。

@p.63 ハムレット状態。情動がないと何も決められなくなってしまう。ダマシオの実験より

p.69 価値判断は情動が司る。ハッとした価値を無意識で見抜く。メタに見たとき、情動もまた諸刃の剣である。知的問題に関しては合意は可能。しかし、価値的問題に関しては、合意はかなり困難。

@p.69 合意→知的徳 *註4 知的予想結果は専門家が担うが、価値については合意が必要。合意に関しては、結果+プロセス!も重要になる。

p.71 自由教育・教養教育

p.85 4歳から批判的思考ができるw

p.122 サピア=ウォーフの仮説 思考が言語に規定される実験結果

p.156 ジェネリックスキル

p.160 市民リテラシー 大学教養教育

p.182 リテラシーの種類

p.187 機能的リテラシーの現代版。機能的リテラシーとは読み書きそろばんなどのこと。識字率に近い概念。

p.189 ジェネリックスキル

pp.194~196. リテラシーの父はデューイ!科学的リテラシーを美・芸術に応用できないか。

p.212 メディア・リテラシー

本書は総じて、自らの感情の扱い、セルフコントロールに関しては言及していない。セルフコントロールと第三者的視点、ある種、歌詠みの超絶暇人的活動はメタに自らを捉える上で極めて有効なのではないだろうか。ブラック企業にいる自分をメタに蔑み和歌を詠む、いわば、沈み行くタイタニックで音楽を奏でる行為に等しいクオリアを私は感じている。

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