杜の会・忘年会(11月27日)
東京藝術大学・杜の会のご縁から深沢先生の御邸宅にお招きいただき忘年会を開催することになりました。深沢先生は白日会の副会長とのことです。
熱海にご自宅があるというので、早起きして言ってきました。お昼頃に集まって午後すぎに解散かな〜と悠長なことを考えておりましたが、なんと、午後1時から夜の9時過ぎまでお酒を飲むという超絶暇人会・会長にふさわしい会合となったことをここにご報告させていただきます。
さて、早速、会員の皆さまが楽しみにしている日課の短歌活動のご報告です。
先立たれ
会いに行くよと
熱海酒
蛆もわきたつ
男やもめや
人それぞれに黄昏流星群のようなドラマがあるのです。あなたにも私にも人には言えないドラマがきっとあるはずです。それを歌に読むときに初めて人は人たり得るのだと思います。
馴れ初めや
想い出淡く
熱海酒
熱海から海沿いを走る電車に妻と温泉旅行に来た想い出(H2O)を懐かしみつつ、鬼殺しを飲む私です。
金持てど
お前がいない
意味がない
あの頃懐かしむ
鬼殺しかな
年金をたんまりもらっている逃げ切りの団塊の世代、しかし、苦労をともにして来たお前がいなければどんなにお金があろうとも意味はないのだ。今は純米大吟醸でも獺祭でも山田錦でも好きな酒ならなんだって飲める。けど、けれども、お前がいなければどんな酒もうまくないのだ。あの頃一緒に寒い中公園で飲んだ鬼ころしが一番今、うまいよ。
ふたりで歩みし道
噛み締め
先に逝くなと
あれほどいいし
関白宣言
熱海の雪
頬撫で
涙をごまかしておくれ
五臓六腑に沁み渡る
鬼ころしや
いかで呑兵衛のわれを
先にころさで
菩薩をころすかな
俺より先に死んでくれるな
最愛の妻を先に殺すとは神も仏もあったものじゃない。先に逝って待ってるわね、とお前は言ったが、俺より先に寝ても死んでもいけないとあれほど言ったのに、まったくけしからん奴だ。ぷんぷん。
ゲーハーや セレブな街に 17なし
17アイスかと思ったら、それはハーゲンダッツで構成されておりました。国内組に慣れているときにみるセリエA的な、海外サッカー感を感じました。
ペリーペリー 1号車だよ ペリーペリー
熱海から伊東駅に向かう車内はとても意識が高く、歴史を感じさせるプレステージな作りでした。伊東線はペリー以来歴史を感じさせてくれます。
杜の会 世代を超えた 友情に
幾度も尽きぬ 酒の泉や
杜の会のご縁で深沢先生のご邸宅にお邪魔させていただきました。杜の会に所属していなければ決して出会えないであろう世代を超えた友情に乾杯。合掌。Carpe diem!
死を思いながら、交わす友情ほど素晴らしいものはありません。老いも若きも関係なく、礼儀作法を前提とした剥き出しの人間同士のお付き合いをさせていただきました。
10年の 時の重みや ありがたや
10年もののお酒をいただきました。日本酒なのに貴腐ワインの色でおったまげました。トイレに行った際にふらふらーっと酒蔵から高そうなお酒を取り出して、飲んでいいですか〜、的なノリでうかがうと、笑いながら、飲んでいいよ、とのおことば。脱糞ものの感謝です。これまでの人生とご縁に感謝せずに入られませんでした。ありがたや。ありがたや。
8年の 時の重みの アマテラス
美味しいお酒が続々出て来ます。勝手に持って来て開けてますw先生、止めてくださいw
日本酒が すべて貴腐化け してました
悪酔いしない 本物の酒
歳を重ねた酒はうまいもんだ。この酒のように、この好々爺たちのように時を重ねたい。
罰ゲームw 自分の杯だけ 飲み干す系w
とんねるず的 IKKI礼賛!
自分の杯だけ杯の底に穴が空いておりました。これは注がれたら飲み干さなければならない日本文化の素晴らしきシステムです。一気礼賛!陰影礼賛!巷の自主規制なんてまじファックですw勝手にやってろw俺たちは我が道をゆく。
塩の骨 文化を舐める 地学かな
手をピンと広げると、親指の付け根に溝ができます。その骨を解剖学的に、日本酒の塩を置く骨、塩の骨といいます。そして、その骨に置く塩は地学的にウルトラマリンの取れるアフガニスタンくらいの奥地、ヒマラヤ山脈がかつて海だった時代の岩塩から採取された塩でもあります。その塩を解剖学的な知識のオブラートにつつみ、旨い酒のと一緒に飲むという、ブラボークオリアを堪能させていただきました!
けんちゃんだんご
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