教養としての認知科学/鈴木宏昭/東京大学出版会/2016年
ⅲ ゴキブリにも知性あり。風速を微分計算している。
pp.21~22 ストッキング、ヨハンソン、ふたりの女性の顔、事後説明後付けの理論→無意識の例
p.28 視えていないのに視えている。
p.39 ジェームズ・ラング説→悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい。
p.71~73 一瞬の記憶
p.83 短期記憶から長期記憶に加工するコツ
p.107 マスキング効果。間違い探し時に、一瞬グレーの無地の背景を挿入した途端に記憶が上書きされる。
p.104 大学生が描く「写実的な馬の絵」www
p.117 言語を獲得したことで失ったもの、絵画能力
p.118~119*** 言語化(言語に)することで記憶が強化、または改ざんされる。
p.120 TMSでデッサン能力が向上する。
p.121*** 車がぶつかった時、車が衝突した時、意図的に操作される車のspeed、リテラシーが大事
p.123~124 起きていないことも起きていたと思ってしまうケースがある
p.126~128 ラットの記憶の書き換えに成功!
p.136 制約(「ケータイ」を目にしたことのない子どもに「ケータイだよ」といって渡した時に付随する膨大な情報、それを私たちは瞬時に制約し、特定の機能だけを抽出している。色、形、機能、重さ、)
p.140** これ以上分析できない最少限度の説明要因=現象学的プリミティブで説明される。
p.144~145* まとめ(表象がいかに外部・または内部の影響を受けやすくもろいものであるのかよくまとめられている。)
p.171* ウェイソン選択課題、3,8,う、キ
p.177~183* 利用可能性ヒューリスティックス、思い出しやすい少年犯罪が勝手にスパイラルして記憶を強化、思い出しやすさのドグマ
p.192~195 フレーミング効果、プロスペクト理論、400人死ぬ=200人死ぬ
p.198** 批判的思考、トゥールミン、『議論の技法』、『理性への回帰』
p.207~209** 知能が向上している(フリン効果)ではなく、違う思考パターン(ゆらぎ)を有しているのかもしれない。
p.219 ステラてジー重複波モデル、子どもは認知ソースを使い分けている。複数の認知ソースが同居。知者も常に知者にあらず。ゆらぎあり。
p.227 Tパズル←意識できないサブリミナルでチョッパヤ解決!
p.246 カプグラ症候群(=おかんがおかんでなくなる。親と認知できるのに、親と認めない、ぬくもりの脳内回線が起動せず。)
p.252* サラダ記念日、創作はゆらぎあってこそ
p.260* テトリスを無駄に動かす方が脳内の計算が速い。モノに宿る記憶。←外部記憶を担保することでたえずドグマをメタに見ることができるようになる。
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