高知県室戸市に滞在制作にいってまいりました！

2019年12月24日日々の雑感コメント

壁画作品のタイトルは『室戸 vaporwave』🌊🌊🌊！！！

【NEWS】高知新聞に掲載されました！

高知新聞に掲載されました！

「映える壁画で人呼ぼう　室戸自然の家で東京芸大生ら制作第２弾」

https://www.kochinews.co.jp/article/332672/

室戸の波を今流行りのオシャンティな音楽的ノリで描いたネオ浮世絵です。高知県は今も南海トラフ大地震が警戒されています。日々うすれがちになるのが防災意識ですが、それを喚起する作品を制作しました！

この施設を訪れた少年・青少年たちが実際の高さを臨場感を持って体験してくれたらありがたいと思います。避難タワーを飲み込むような大きな波の存在を日常の中でも忘れずにいてくれるとうれしいです！単純にリアルな津波を描いても面白くないと思いましたので、自分流に波をアレンジしてみました。

実際、3徹して深夜も現場で描いていると、丑満時に背筋がスーっとゾクゾクしてきます。絶対の静寂の時間滞。海で生きてきた船乗りたちの霊が自分に宿ってくる感覚に陥りました。今、生きている子どもたちを守ってくれぜよ。自然の怖さを、美しさを教えてやってくれき。

海の上で死ぬ時、船乗りたちは何を考えていたのか。やっぱり、陸のおっかぁのことや子どものことを考えていたのかなぁ〜、とぼんやりと考えていたら、気づけば、生命体のように連なる波を描いておりました。ラフ案にはまったくなかったサイトスペシフィックな描画に仕上がった次第です。深夜ライトを点け、全身筋肉痛の満身創痍で、ひとりストイックに壁と向き合っている時に感じる、あの戦ってる的な感じ…と、夜が白み、自販機で微糖の缶コーヒーを飲みながら見る朝日。世界って、ほんと…美しい。。。という厨二病全開な遊びを34歳のわたくしもアーティスト仲間とともに一緒に堪能してまいりました。

電波の入らない陸の孤島で作業しておりましたので、5日間のSNSデトックスとなりました。SNSの投稿がないので、心配してメッセージを下さっていたみなさん、ありがとうございました。ご飯と寝る、トイレ以外はマシーンのように描いていたので、まったく反応できませんでした。まさに修行。空海パワーを御厨人窟で授かったのでしょうか！？？