Renaissance Man

とにかく、あれこれやってみる。

本当の人間の生活について


コロナ対策には寅さんが一番です。

今回は、さくらの旦那さん・ひろしのお母さんが亡くなるお話でした。

寅さん、お葬式に青森まで行くのですが、また、ふざけた感じでやらかしてます。納骨の時の記念写真では、ハイチーズ、笑って笑って、あ、イケネ!と定石通り安定のボケをかましてくれます。

今回、グッときたのはひろしの親孝行したかったという無念の語り。

「さんざん心配かけたお母さんを引き取って、せめて…せめて東京での暮らしを味わわせてやりたかったんだ」

この時代、まだまだ女性は男性に尽くすものという考えが根強かったのでしょう。幸せな人生とは言え、お母さんもひとりの女であり、人間。華やかな東京で暮らしてみたかったのだと思います。それを鈍感な夫は気づいてやれないのは、今も同じような状況なのかもしれません。

また、さらにグッときたシーンが、ひろしのお父さんが寅さんに、人間のあるべき姿を感じた、と語るシーンです。

「庭一面に咲いたりんどうの花、あかあかと明かりのついた茶の間、にぎやかに食事をする家族たちー、それが本当の人間の生活ってもんじゃないかとー」

最近、このままアート概念が拡散して行った果てに、子育てが最高の芸術になるだろうと思ってしまいます。メディアのラストフロンティアは、子どもであり、子育てであり、私たち自身の人生なのだと本気で思ってます。

今回寅さんが惚れた女性は、バツイチ子持ち。団子やの近くで喫茶店を営むシングルマザーです。寅さん、ええカッコしいを見せようという寅さん、俺がここは全部おごると、いって財布をどさっと出しますが、中身は全然足りず。。。。そこをさくらがパッと取って自分の財布から寅さんの財布にお金を入れるのですが、!そう、これ、私の人生でもよくみたことのある行為です!そうです!いつも嫁が私にしてくれていることなので!ハッとしました!

人間、自分がやられていると気づかないものですが、岡目八目で他人がやられているのを見ると、情けなく見えるものです。なるほど、私は情けなく見えているのだなぁ、と自分をメタにみれて大いに勉強になりました。つくづく、さくらのように本当にできた嫁であります。

詠める、

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りんどうや

灯りの下の

家族咲き

Culture You!あ~、世界ってほんと美(たの)しい







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